60歳を過ぎてくるとすぐに解決ができない心配事やストレスがたくさん出てきます。
夫の退職、経済的な不安、親の心配、子供や孫の心配など。
その中で、疲れやすくり、疲れが取れないことを自覚することが多くなってきます。
多くは体力的な衰えによるものやもしかして病気によるものかもしれません。
自分の疲れの原因が何なのか知って対処をし、できるだけ楽しく暮らしていきたいですね。
コンテンツ目次
60代の疲れが取れない原因(1)病気
若いときは、好きなものをたくさん食べることができたり、飲んだり、夜更かししたりしても問題なかった体。
しかし60代になると同じことをしていたら、体がおかしくなってしまいます。
そうでなくても、これまでに無茶をしてきている人は体が疲れ切ってしまっているため、どうしても病気に掛かりやすい年代です
細胞、内臓、骨、神経、血管などは体内で60年間あなたのを支え続けかなり疲れています。
それに加え、若いころのように細胞が活発に生まれ変わらないために、傷ついた体はなかなか回復しないし、血液もどうしてもきれいな状態を保つことができません。
これらの変化は長い時間をかけて起こるため、なかなか本人には分かりませんが、60代になると誰もが実感するようになるのです。
- 疲れやすくなった
- 風邪がなかなか治らない
- 健康診断で引っかかることが多くなった
ほとんどの人が実感していることでしょう。
実際には、上記の3つだけしか当てはまらない人はかなり元気な方だと思います。
日々、運動して友人と楽しく話をしたり旅行に出かけたりしている人は、大きな病気をすることなく過ごしていることでしょう。
しかし、60代になれば何かしらの病気を持っている人が多くなってくるのが実際だと思います。
不整脈や心臓の疾患、脳梗塞、糖尿病、がんなど、どれも生活していくのに大変な病気ばかりです。
急に疲れやすくなった、疲れが全然取れない、すぐ苦しくなるなどの自覚症状があるようならすぐに病院へかかるようにする必要があります。
60代の疲れが取れない原因(2)食欲不振による栄養不足
年齢を重ねるとだんだんと食欲がなくなってきます。
早い人だと40代から、自覚がある人もいるかもしれません。
若いときは、焼肉やラーメンなどガッツリとした食べ物も食べていた人がほどんどだと思いますが、60代になると魚や野菜、煮ものなど口当たりの優しいものが欲しくなってきます。
それに加えて食べる量も減ってきているため、摂取している栄養素が少なくなってます。
年を取ったからそんなに食事もエネルギーもいらないと思っている人もいるかもしれませんが、栄養が不足したり、摂取エネルギーが少なければ疲れやすく、しかも疲れが取れない体になってしまいます。
元気な人が肉を食べているというのは、エネルギー面や栄養面から考えたら、その通りなのです。
ただし食べ物の消化にも体力が必要となります。
栄養とエネルギーをとって元気になるからと、いきなり食べすぎると逆に疲れがたまる原因になってしまいます。
そのためバランスの良い食事を取るということに心がけることが必要になります。
60代の疲れが取れない原因(3)筋力低下
60代になると筋力の低下も疲れの原因になってきます。
年を重ねると筋肉がだんだん少なくり、また筋肉に信号を伝達する神経も少くなってきてきます。
そのため、体が重くなっていくとともに動かしにくくもなってきます。
さらに体を動かすとが面倒くさくなりあまり動くことなく過ごしていると、よりいっそう筋肉が固くなってどんどん体を動かすのが大変になっていきます。
そうした状態で無理に体を動かそうとすると思っている以上に体が動かず、余計に疲れてしまうことになります。
普段の生活を送るのも疲れるため、ずっと疲れが取れないということになってきます。
60代の疲れが取れない原因(4)眠りが浅い
疲れを取るには、良質な睡眠はかかせません。
しかし多くの60代が、若い頃に比べて、眠りが浅くなったような気がすると感じています。
40代から徐々に深い眠りが減り始めていますが、60代に差し掛かるとさらに少なくなります。
ちょっとした物音で目覚めてしまったり、夜中に何度か尿意をもよおして目覚めてしまうため睡眠が中断されてしまいがちです。
1日7時間寝ていたとしても、グッスリ眠れた7時間と、中途覚醒を繰り返す7時間とでは、睡眠の質がまったく違うことはあなたにも想像できると思います。
それに輪をかけて会社をやめたりパートをやめたりすると、日中の活動量が減るためによりいっそうぐっすりと眠れません。
60代になると睡眠の質をどのように高めるかが、体の疲れを取るの大切なポイントになってきます。
60代の疲れが取れない原因(5)夫源病
夫源病という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
その字の通り、夫が原因になって妻が心や体の不調になる病気です。
医学的な病気ではないのですが、今はなんでも名前を付けて病気にしてしまうんですね。
夫源病は夫のちょっとした言動に対する不満や夫の存在そのものが強いストレスが引き金になり、自律神経やホルモンのバランス崩すことによって、めまい、動悸、頭痛、不眠といった症状があらわれます。
症状は、更年期障害に似ていますが、原因が夫にあるという点が異なります。
ただし今まで更年期障害と言われてきた、体調不良の原因の多くが夫源病では?という見方もあるそうです。
夫源病は、その名の通り夫がいる女性であれば30代、40代でもかかる可能性があります。
ただ60代になると夫が退職をして家にいる時間が急激に増えたりと、夫婦間でのストレスが発生しやすい状態になりやすくいので、より注意が必要になります。
夫源病による疲れを取るためには、夫婦がそれぞれ趣味などを作って一定の距離感を保つことが必要になります。
体力の維持と病気の治療で元気に過ごせる体に
60代の疲れが取れない原因について書いてきました。
色々な年齢の重ね方をしてきた人がいると思いますので、ここで書いたこと以外の疲れの原因で悩んでいる人もいるかもしれません。
しかし、根本は体力の低下によって体内機能が落ちたことが大きな原因になります。
今、元気に過ごしている人はより元気に過ごすように運動をして体力の維持に努めましょう。
そして病気の人はしっかりと治療をして回復に努めていきましょう。
⇒⇒ほかの原因が知りたい方はこちら
⇒⇒疲れたときにおすすめの無農薬緑茶はこちら