疲れが取れない30代は肝臓が原因かも

疲れが取れない

それほど無理をしていないのに何となく疲れが取れないということはありませんか。

食べるものもおいしくないし、なんとなく体調も良くない。

30代の自分がなんでこんなに怠いのかなと思ったら、肝臓の機能が低下しているサインかもしれません。

大切な臓器だけれども自覚症状が少なく気がついた時には大変になっている可能性が高い肝臓について知って、早めの対策を取りましょう。

 

疲れが取れない30代は肝臓が疲れている?

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているほど、病気の自覚症状が無いことで知られています。

そのため、病気がある程度進んでから、気が付くケースが多く、病状が悪化しやすいのが特徴です。

 

肝臓は悪くなってくると、怠いなと感じるようになります。

しかし30代の人だと、ちょっと無理して疲れているのかなとか、食べすぎたかなとくらいに考えてしまいます。

そして休めば良くなると、そのまま見過ごされてしまうことが多いのです。

 

でも、怠さがひどかったり、長く続くようならば一度は病院で調べてもらうようにした方がいいでしょう。

 

疲れが取れない30代は肝臓の役割をしっかり理解しよう

肝臓は右わき腹上部のあたりにある臓器で、役割は主に3つになります。

物質の代謝

消化され吸収された食べ物は肝臓に運ばれてきます。

そして肝臓では何百種類もの酵素が働いていて、その運ばれてきた栄養素を代謝しています。

 

代謝とは分かりやすく言うと、栄養素を分解して体でエネルギーとして使いやすいように再合成することです。

代謝された栄養素は血液で運ばれて、細胞の活動に使われたり、エネルギー不足に備えて肝臓に蓄えられます。

解毒

肝臓には栄養素だけでなく、食品添加物や薬、細菌なども送られてきます。

そしてそれらを無毒な状態に変える働きもしています。

胆汁の生成

胆汁とは、脂肪の消化や吸収を助ける液になります。

肝臓で作られた胆汁は、胆管に分泌され、胆嚢にたまることで濃縮されます。

そして十二指腸で膵液(すいえき)と呼ばれる消化液とともに脂肪の分解を助けています。

 

肝臓にはこれ以外にも生命維持に必要な役割がたくさんあります。

そのため、肝臓は全体の70%が失われても大丈夫な高い再生能力を持っているのです。

 

疲れが取れない30代の肝臓が疲れると出る症状

肝臓が疲れて機能が低下していくと、解毒作用が落ち、全身に有害物質や疲労物質が蓄積されていきます。

また、代謝機能が落ちるため、全身に必要なエネルギーを供給できない、消化不良で必要な栄養を吸収できないなど様々な問題が起きてきます。

 

ただ、疲労物質の蓄積とエネルギーと栄養不足によって起きる初期症状は、なんか疲れが取れなくて体がだるいなという感じでしかありません

また、多くの人は30代で肝臓が悪くなるとは思っていないので、ちょっと忙しくて無理をしたかなと軽く考えてしまいがちです。

 

しかし肝臓の機能が低下した状態が続くと、特有の症状も現れるようになってきます。

  • 倦怠感
  • 脱力感
  • 強い眠気
  • 不眠
  • イライラする
  • 下痢
  • 尿の色が濃くなる
  • 食欲の低下
  • 黄疸

黄疸は目や体が黄色っぽくなる症状ですが、この症状が出るとかなり肝臓が悪い可能性が出てきます。

 

疲れが取れない30代の肝臓の機能が低下する原因は

30代であれば、ほとんどの人は、ゆっくりしてしっかり睡眠をとったら疲労が回復します。

しかし、肝臓に負担にかかることが続くと、肝機能なの低下によって慢性的な疲労におそわれるようになります

 

では肝臓の機能が低下する原因はどのようなものがあるのでしょう。

お酒の飲みすぎ

肝臓の主な働きは解毒作用ですが、それ以外にも様々な機能があり、忙しい臓器です。

働きづめで疲れやすいところに、アルコール分解という負担が増えると肝臓は疲弊してしまいます

早食いと食べ過ぎ

早食いや食べ過ぎなどは、血糖値が急激に上昇するため、肝臓に大きな負担をかけます。

また食べ過ぎの人は、高血圧になっている場合もあり、それも肝機能の低下につながります。

栄養バランスの偏った食事

カップラーメンやファーストフードなどの添加物が多く含まれ食事は、身体にとって有害な物質が多く含まれてります。

有害な物質を解毒するのも肝臓の仕事で、添加物が多い食事をずっとしていると肝臓が酷使され、機能が低下してきます。

夜更かしや徹夜

睡眠中はエネルギー消費が最小限に抑えられるため、代謝活動も少なくなり、肝臓もゆっくりすることができます。

しかし、夜更かしや徹夜などすると代謝活動がいつまでも多く、肝臓が休むことができないため徐々に疲弊していってしまいます

運動不足

運動不足になると、代謝が悪くなり体内に有害な物質がたまりやすくなるため、肝臓に大きな負担をかけます

また、運動などで消費できなかったカロリーは体内に脂肪としてため込まれます。

その脂肪を輩出するにも肝臓が大きな役割をしているため、肝臓が疲れていってしまいます。

過剰なストレス

過度なストレスは自律神経を見出し、交感神経を活発にします。

そのため肝臓の働きをコントロールしている副交感神経があまり働かなくなり肝臓の機能が低下していきます。

またストレスは、筋肉を緊張させ血流不足を引き起こし、肝臓に十分な栄養や酸素がいきわたらなくなるため、ますます肝臓の働きが弱ってしまいます。

無理なダイエット

肝臓ではたんぱく質と脂肪が結びついて必要なエネルギーを作り出しています。

無理なダイエットをしてたんぱく質不足になると、肝脂肪を引き起こす原因となります。

便秘

便秘になると、体内の有害なものが排出されないため、肝臓に大きな負担となります。

薬は、基本的に有害物質であり、その多くは肝臓によって分解されています。

 

また、副作用として肝機能を低下させるものもあるため、普段から薬を飲んでいる人は気をつける必要があります。

 

疲れが取れない30代が肝臓の機能を調べるにはどうする?

肝臓の機能に問題が無いか調べるには、血液検査を行います。

会社に勤めている人は、健康診断で調べているはずなので結果を見てみましょう。

また、健康診断を受ける機会がない人は献血でも見てもらえます。

市町村でも、検診があったりと血液検査をする機会はかなりあるので、年に1回は受けてみてはどうでしょう

肝臓に関する血液検査項目と基準(日本人間ドック学会)

総タンパク(単位 g/dL)

  • 異常:6.1以下
  • 要注意:6.2~6.4
  • 基準範囲:6.5~7.9
  • 要注意:8.0~8.3
  • 異常:8.4以上

血液中の総たんぱくの量を表します。

数値が低い場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がんなど、高い場合は多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水などが疑われます。

 

アルブミン(単位 g/dL)

  • 基準範囲:3.9以上
  • 要注意:3.7~3.8
  • 異常:3.6以下

血液蛋白のうちで最も多く含まれるのがアルブミンです。

アルブミンは肝臓で合成されます。 肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などで減少します。

 

AST(GOT)(単位 U/L)

  • 基準範囲:30以下
  • 要注意:31~50
  • 異常:51以上

AST(GOTともいう)は、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。

数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。

 

ALT(GPT)(単位 U/L)

  • 基準範囲:30以下
  • 要注意:31~50
  • 異常:51以上

ALT(GPTともいう)は肝臓に多く存在する酵素です。

数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。

 

γ-GTP

  • 基準範囲:50以下
  • 要注意:51~100
  • 異常:101以上

γ-GTPは、肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。

数値が高い場合は、アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます。

 

血液検査の基準値は色々なものがあります

良く見ると病院によっても基準値が違うものがあることに気が付きます。

また、同じ場所でも年数が経つと検査基準が変わったりもします。

 

そのため、1回の検査の値で一喜一憂せずに同じところで定期的に検査をするようにしましょう。

 

疲れが取れない30代が肝臓を元気にするためには

肝臓の機能の低下が疑われるときは、とにかく肝臓を休めることが大切です。

しかし生命維持にとって重要な臓器であるため、完全に休ませることができないので、肝臓に負担の少ない生活をするように心がけましょう。

食生活の改善

食べ過ぎは肝臓だけでなく、体全体にダメージがあり、疲れがたまってしまいます。

普段から食べる量が多い人は腹八分目を心がけるようにしましょう。

 

食事は、代謝を助けてくれるビタミンBなどが含まれたものなどバランスよく取るようにしましょう

また抗酸化作用のあるものを食べると、幹細胞を攻撃する活性酸素を取り除ぞき、肝臓を守ってくれます。

 

抗酸化物質としては、ポリフェノールやビタミンC、ビタミンEなどです。

ポリフェノールは緑茶に、ビタミンCは赤ピーマンやアセロラ、ビタミンEはアボカド、大豆などに多く含まれています

 

また肝臓の細胞を保護したり、胆汁酸と結合して過剰なコレステロールを排出してくれるタウリンも取るように心がけましょう。

タウリンは貝類やいか、たこなどの魚介類に多く含まれています

アルコールを控える

肝臓が疲れているときは、できるだけアルコールをひかえましょう

どうしても飲まなくてはいけない場合やお酒が大好きで禁酒が大きなストレスとなる人は、飲み方を工夫すると良いかもしれません。

 

まずは飲みすぎないのが前提なのですが、時間をかけてゆっくり飲むようにしましょう。

短時間にアルコールをたくさん飲むと、肝臓も急いでアルコールを分解する必要があり大きな負担がかかります。

 

また、ゆっくり飲むためにもおつまみを食べながら飲むということがおすすめです。

塩分の多いものは、よりお酒が進んでしまうため、肝臓に良い栄養素が豊富なナッツや貝類にしてみてはどうでしょう。

 

そして量をひかえても、毎日飲んでいたら肝臓は疲れたままになります。

必ず休肝日を取って、健康的にお酒を飲みましょう

十分な睡眠を取る

質睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、傷ついた細胞を修復してくれます。

また睡眠中は代謝が落ち、肝臓も少し休むことができるため、十分な睡眠はとても大切です。

ストレスをためない

ストレスがたまると体が緊張した状態が続き血流が悪くなります。

そうすると肝機能だけでなく体の内臓も機能低下を起こし、肝臓によりいっそう負担がかかるようになります。

 

自分なりのストレス発散法を見つけて、ストレスをためない生活を心がけましょう

 

疲れが取れない30代は肝臓に優しい緑茶を

ストレスや紫外線によって発生する活性酸素は、肝臓にダメージを与えます。

そんなダメージに対して、緑茶に含まれるカテキンの強い抗酸化作用が、特に肝臓で発生する活性酸素を消去し、肝臓をダメージから守ってくれることが分かってきています

また、カテキンの活性酸素には脂肪の参加を押さえる働きがあり、高濃度の緑茶に関しては脂肪燃焼酵に働きかえるため、肝臓についた脂肪を燃焼してくれます。

 

その他にもカテキンは、悪玉のLDLコレステロールを肝臓に取り込んで分解や排泄する働きを助け、LDLの血中濃度を下げる働きをすることが明らかになっていて、動脈硬化の予防が期待できることが分かってきました

また、お茶に含まれるうまみ成分のテアニンによるリラックス効果で、ストレスが軽減され、血流が増えるなど肝臓にとっても良い効果があります。

 

緑茶は日本人に身近で、手軽に楽しむことが飲み物で、しかも肝臓の疲れを減らしてくれます。

お酒を飲む機会が多い方は、お酒の席で緑茶を一杯飲んでみてはどうでしょうか

 

疲れが取れない30代は肝臓も気にしてあげましょう

30代はストレスなどで暴飲暴食ぎみになったり、お酒の席が多かったりするでしょう。

いつまでたっても疲れが取れないなと感じている人は、生活習慣を見直すとともに肝臓も気にかけてあげてください。

 

早いうちに肝臓に気が付いてあげれば、肝臓が疲弊してしまう前に対策を取ることができ、健康な肝臓に戻してあげることができます

肝臓は症状がでた時には、ひどくなってしまっていて完治が難しいという場合が多いので、早めに気付いてあげるということがなによりも大切になります。

 

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