ほうれんそうのおひたしはみんなに美味しい

ビジネスマナーとして当然のように叫ばれている「報連相」。

しかし、すべての職場でその「報連相」が上手く機能しているのかと言えば、そうではないようです。

生のほうれんそうがエグ味が強くて食べられないように、「報連相」も部下に無理やりやらせるだけでは嫌いになってしまいます。

また、職場環境も変わり上司も部下に強制的に何かをやらせて業務成績が上がるという時代はとうに終わってしまいました。

そんな中ネット上ではある言葉が話題になって拡散しています。

職場環境を改善し、業務成績も上がるというその”言葉”とは

ネット上で話題のほうれんそうのおひたし

ビジネスで当たり前のように言われる「報連相」に関する、Twitterでの発言がネット上で話題になっています。

昨年秋にTwitterユーザーの@Hound_7さんがこのようなツイートをして反響がたくさんありました。

それに対して@sarumaryutoさんがポスターを作ったというツイートが。

Twitter上では、

一枚売ってください

このポスター30枚ほど欲しい・・・・

これぜひ会社に貼ってやりたい!報告したら怒られるし、相談しても否定されるからな!連絡しても無視だし

など、大きな反響を読んでいます。

ほうれんそうのおひたしとは

@Hound_7さんは、自分の職場の新人に「報連相」を教えるときに「お・ひ・た・し」で返すよう心がけているそうです。

「お・ひ・た・し」とは、部下がより積極的に「報連相」ができるように、上司が心がけることです。

その内容は

  • 「お」:怒らない
  • 「ひ」:否定しない
  • 「た」:助ける(困り事あれば)
  • 「し」:指示する

になります。

お:怒らない

怒るというのは、感情に支配される、冷静になっていないという事です。

上司として正常な判断ができないだけでなく、部下はあなたのことを怖がって本当のことを隠してしまいます。

相手のためを思って注意するのは「しかる」ですが、日本人の管理職には「怒る」と「しかる」をしっかり区別できてない人が多いですね。

ひ:否定しない

仕事をすれば、部下の意見が間違っている可能性はあります。

それは当たり前のことです。上司と部下では持っている情報量に差があるからです。

しかし、そのことを考えずにいきなり部下を否定する上司がたくさんいます。それでは部下は自分の人格を否定された感じしか持たず、落ちこむし上司を避けるようになってしまいます。

そのような状態にならないように、まずは相手の意見や言葉を聞く。そのうえで自分の意見を伝えることをいしきします(イエス・バット法)。

た:助ける

部下を助けるのは上司として当然の役目です。

しかし過剰に助けるのは、部下よっては成長の妨げになってしまうこともあります。しかし上司によっては、部下の成長のためと全く助けない人も多くいます。

いきなり部下を助けるのではなく、部下が悩んだり困ったりして仕事が止まってしまっている時は、サポートをしてあげる必要があります。サポートとはアドバイスなどです。

その結果、更にサポートをしたり、助けてあげるのかするのを判断します。

し:指示する

ネット上で一番不満が多いのが「指示がない」「適当な指示ばかり」上司です。

部下からすれば、常に上司からの的確な指示が欲しいと思うものです。そして上司は、それに応える責任があります。

もちろん部下としても全て「指示待ち」の状態になってはいけません。自分で考えるという姿勢が大切です。しかし部下が指示を受けときや上司に伺いを立てたいときは絶対にあります。

その時に上司は部下が伺いを立て雰囲気を日頃から作っていることが必要です。また部下が指示を求めてきたときには、話をしっかり聞いて、アドバイスやサポート、場合によっては具体的な指示をする必要があります。

ほうれんそうをおひたしにしない上司は時代遅れに

右肩上がりで経済が成長していた時は、多少理不尽でもやれば給料が上がったり残業代をたくさんもらうことができたので部下は一生懸命働きました。

しかし、今は仕事は効率良くやることを求められ、残業する人はできない人とみなされるようになってきました。

その中で、「報連相」を部下に求めているにも関わらず、それに対して部下を怒るったり否定したりする上司は会社にとっても問題児となっています。

また、部下に対してマナーがない上司に対して、部下は従いたくない、関わりたくないと常に考えています。

今は部下に対して、理不尽に接する人は、すぐにパワハラだと訴えられてしまいますし、優秀な社員は会社を辞めていってしまいます。

上司一人で会社が大きな損害を受ける時代になっているのです。

ほうれんそうのおひたしで業績改善も

今の会社では「報連相」は上司が部下に無理やりやらせているという感じが強いところが多いでしょう。

上司は情報を寄こせというのに、部下には自分で考えろと言って何もアドバイスもサポートもしない。

しかも、問題を起こせば感情的に怒り、部下の人格否定に近いことを行うような状況では組織がいい状態で機能することはありません。

今は上司もプレイングマネージャーと言われたりして、やることが増えていき自分自身が抱える仕事で大変な思いをしているでしょう。

しかし上司として、部下の考えていること意見に理解してから指示やアドアイスができる大きな心を持つことが大事です。

上司か部下どちらかが片方が心を開いて行動すれば、どちらにもいい結果をもたらすことは明らかでしょう。

そうであれば、『お・ひ・た・し』を実践し上司がイニシアティブをとることで、部下からの信頼を得ることができると同時に、部下に成長が促されるいい関係が構築できるでしょう。

上司と部下の関係が良くなれば、職場の雰囲気も良くなるし部下も今まで以上に仕事に集中でき業績改善につながる効果が期待できるはずです。

もともとはほうれんそうはおひたしだった

現在、多くの人が「報連相」は部下が上司に「報告、連絡、相談をするべき」という感じで使用されています。

しかし、1982年に山種証券社長の山崎富治さんが最初に「報連相」を考えたときは、上司に対するものでした。

社員全員が報告・連絡・相談を簡単に行える風通しの良い職場を作りたい、その手段として「報連相」を考え出されたのです。

決して部下に無理やり『報連相』させることが目的ではありません。もともと「おひたし」の考え方を内包した「報連相」だったのです。

そう考えると「おひたし」を実践できている上司がしっかりと本質を分かっている素晴らしい管理者と言えることができます。

ほうれんそうのおひたし まとめ

日本は、右肩上がりの経済がずっとあると勘違いして、とにかく働けという社会を作りました。

その中で「報連相」は上司が部下を管理するだけのツールという認識となってしまったのでしょう。

しかし、ここにきて不景気しか知らない世代が社会人になり、しかも働き方改革などが叫ばれるようになって、社会全体の考え方が徐々に変わってきました。

ただ、上から押し付けるだけの上司はパワハラで訴えられ、そんな上司がいる会社はブラック企業と言われるようになりました。

今一度「報連相」の本質をしりよりよい職場環境を構築すれば、今のストレス社会も少しだけ良くなるのではと考えています。

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